日影丈吉について

写真:大目降の路地裏

日影丈吉は日本の作家である。

1908年6月12日 東京市深川区木場町で生まれる。

1991年9月22日 町田の病院で死去。


彼の作品について知っていることを脈絡なく書こうと思っている。

皆が好きな(?)「猫の泉」

昔の本は字がちっちゃいね。

【家を訪ねる】

昔の本には作家の住所などが記載されていたので、日影氏が町田に住んでいることは知っていた。東京に来てから、町田がどこにあるかわかったし、いつか訪ねたいと考えていたものの、今どき作家の家を訪ねるというのもおかしなものだろうし、そもそも昭和53年の住所が変わっているかもしれないと思い、控えていた。

ところが先日、別の用事でふと町田に行こうと思い、そういえば日影氏のお宅は町田だったなあと思い、寄ってみようと考えた。住所はもちろん昭和53年の本の記載を当てにしている。


ネットで調べると、2015年に「町田市民文学館 ことばらんど」で『没後25年日影丈吉と雑誌宝石の作家たち』というイベントがあったようだ。私はぼんやりしていて見逃していたわけだ。

https://www.museum.or.jp/event/85449


展覧会の刊行物をことばらんどでGetできました。まだ在庫があるとのことです。

目次

日影氏のお宅があったと思われる場所には新しい家が建っていた。法人のオフィスのようで、人気はない。

まわりも新しいお宅ばかりで、彼が暮らしていたころの面影が残っているのかどうかもわからない。

近所にはものすごい下り坂がある。そこから眺める町田は、民家の屋根が夕日に輝いて、美しいなと思った。


日影氏もここから家々を眺めていたのかもしれない、と思うとうれしくなった。

つづく。(2020/10/27)

お宅があったと思われる場所。

すぐそばの急坂からの眺め