鼻中隔湾曲症日帰り手術を受けた

2021年3月4日(木)

上野毛の耳鼻咽喉科に行き、手術をすると決めた。

当日、自由が丘で頭部のCT検査。

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4月6日(火)、自由が丘の施設で肺のCTスキャン。

※最近は他院の依頼により検査するだけの病院施設があるんですね。

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2021年4月8日(木)

日帰り手術を受けた。

10:45 病院に行く。

早く行き過ぎて、待合室でテレビのワイドショーを観て過ごす。

11:30 看護師さんに薬を飲んでいないか、体調が悪くないかなどチェックされる。着替える。

コロナ流行の折、抗体検査も行う。結果は陰性。今は保険がきくと説明してくれる。

点滴を始める。

13:00 手術。いつの間にか意識がなくなる。

??  気が付いたら手術が終わっていた。


鼻の穴に脱脂綿が詰められていた。

看護師さんから説明を受けた。

・安静にすること。

・禁煙、禁酒。

・鼻をかまないこと。

タクシーにて帰宅。


詰めてある綿はすぐに赤くそまる。鼻は完璧に密閉されるため、鼻呼吸は全くできない。これは相当つらいことだ。

眠りたいが眠れない。口呼吸だけしていると、舌をはじめ口の中がカラカラに乾いてしまう。普段であれば鼻炎のキツイ薬を服用するところだが、今回は物理的にふさがれている。水をそばに置いて、起きたらそれを飲んでまた寝る、の繰り返しであった。ココが一番きつい局面である。


発熱というほどでもない発熱がすこし。


鼻の中には「メロセル」?というものと綿が入っている。綿を取ると、奥に赤いものが詰まっている。それを抜いていいものか迷ったので病院に電話すると、絶対抜いてはいけないと言われた。

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2021年4月9日(金)

病院へ。

看護師さんに「メロセルを抜きます。抜くとどっと血が出ますから、これ(洗面器状のもの)をもって、抜かれたらすぐ下を向いてください。」

診察椅子にすわると、先生が「ほいきた」という風に「メロセル」を抜く。下を向くと、鼻から血がドロドロ出てくる。「その態勢のまま、あちらのテーブルまで歩いてください。」歩くんか~。せめて焼き肉のエプロンみたいなのをつけてくれないか。

洗面器にうつむいたまま椅子に座っている。血は結構出るが、多分女性にはなんてことはない量だと思う。それでも3日分くらいある感じ。普通の男性にはちょっとキツイ色かもしれないなどと考えたり、テーブルの上の洗面器に鼻血を垂らしている自分の姿を想像したり、この姿を夫が見たときの反応などを考えていたら笑いがこみあげてきて、看護師さんに大丈夫ですかと訝しまれてしまった。


10分くらいに先生が確認する。垂れそうな血はズズッとあの機器で吸い込んでくれる。で、綿をつめて、看護師さんが口のまわりの血をぬぐってくれて終了。


鼻の感触は昨日となんらかわらない。きっちし栓をされているからだ。

しかし、今日から鼻が洗えるのである。今、鼻の中には傷がなおると同時に血とともにはがれる材質のものが入っているとのこと、鼻を洗うとそれらは自然に流れてくれるそうな。


発熱はないが、やはりだるい。鼻まわりがモヤモヤしているので、ほとんどの時間をインドドラマ『ポロス』を見て、「あーあ、プルとラチはラブラブやね~」なんてだらっとしていた。つまり「日帰り手術」とはいえ、翌日から即バリバリ何かをやれるというものではなく、入院はしなくてもよいけれど、安静にしなければならない、ということだ。一日入院しなくとも、自宅で療養できるということ。そして、入院費用がいらないということ。


今日は術後4日目、やっとPCに向かう気力がでてきたところである。しばらく禁酒なんですよ。綿球に付く血も少なくなって、徐々に快適になってきた。

(2021/04/11)

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2021/4/15(木)

一週間後、プラ板のようなものを鼻から抜く。ペラペラしたものだが、それを抜いたとたん、脳天からズオ~ッと空気が入ってきた。痛いくらいである。

「そうか、みんな普通にこうなんだ…」と悔しく思うものの大感激。それでも再び綿球を入れられ、帰宅する。ちびちび出血するからだ。でも、だんだん綿球がいらなくなる。先生は「鼻をそっとかんでもよい」とおっしゃったので、かんでみる。ああ~、かんだあともスッキリ~❕


今までの私の人生は何だったのかしら。子供の時の写真(白黒)の私はいつも鼻をたらしている。小学校では「ハナズーズー」と呼ばれた。高校ではクロッキーのモデルになったとき、鼻水を描かれた。職場では小里千恵に遠まわしに汚いと言われた、彼女の上司に「鼻を上品にかみなさい」と言われた。そんなことしてたら仕事にならんわい!そうは言っても、人に迷惑をかけ、自分も苦しんできた。オイルショックでもないのにペーパーを箱買いしていた。仕事の合間をぬって減感作療法の痛い痛い注射を続けたが、まったく効果はでない。先生も首をひねるばかり。色々なアレルギーの薬を試したが、効かなかった。

ヨガに、片鼻呼吸(ナディショーダナ) というのがある。片鼻ずつ息を吸う、そうすれば頭がスッキリするという。そもそも空気が入らないのに、どうスッキリしろというのか。インドの知恵も私には効かなかった。

鼻がびっちり腫れている人にはこの辛さがわかってもらえると思う(涙)。


手術が対処療法で、効果がいつまで続くのか私にはわからない。でも、とりあえず今、鼻は詰まらない!

一週間の不愉快さを我慢したら、天国が待っていた。それが一時のものであっても。

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2021/5/7(金)

手術から一か月。

現在の治療は、毎夜アレルギーの薬を飲むこと、鼻うがいをすることである。

鼻うがいは病院で勧められた「ハナクリーン」を使用している。(鼻の中のゴミが出て、すごくスッキリします。)


鼻は?スースーですよ。いつまで続くのか多少不安はあるけれど、ものすごく快適です。

今日は歯科に行きました。おそうじのとき、辛いじゃないですか。息できないですからね。楽です。鼻で息ができるんですから。


今日はおすすめ調になってしまいました(;^ω^)

(2021/5/7)