Web古本屋を始めようと思いついて、すでに三年経った。なぜ古本屋を始めたかについてはいずれ書くとして、とにかくWeb古本屋には、Homepage(以下HPと記す)が必要だ。
仕事をしていないので金が無い。知識・技術力ほぼ無し。プーなので時間はたっぷりある。
ついでに言えば、行く末のわからない商売のために、今、事業主になることはありえない。
よって、「お金をかけず簡単に」をモットーに、作り始めた。
自分の愚行を記録するとともに、もしかしたらいるかもしれない同類の(どんくさい)人のために公開することとした。
(2019/6/21)
【 古物商許可とドメイン】
さて、何から始めるか。まずは「Yahooショッピング」に登録することにした。無料だし、モール型出店なので、自分の店のように感じられるからである。商品の登録も簡単。Yahooなので見にくる人数が多い。一応それ用のドメインも発行されている。これで行こう。
一方、古本を扱うには「古物商許可」が必要だということは知っていたので、取得することにした。
古物商免許の申請にはいろいろ書類が必要だが、少しがんばれば集められた。警視庁のサイトから申請用紙をダウンロードして書き込む。面倒だが、これも大丈夫。
申請のため、所轄の警察署に行く。ふだん警官と接することが無い私は緊張し、ひるんだ。警官に悪態をついたら怖いよね。
警官は「忙しんだよな」と言いながら、私の持ってきた書類を改めている。
彼が「このドメインではだめです」と言った。
私「?(どうして?ちゃんとハードコピーありますよ、ここに。Yahooが決めたURLが。)」
警官「who is検索で確認して、ドメインの持ち主がこおろぎさんだとわからないとだめなんです。」ガーン!
警官は懐柔できんわなあ、しょぼしょぼ帰宅する私。
納得できないなあ、何とかならないかしらと思って調べていたら、「Yahooショッピングに申請すれば、ちゃんとしたURLを取得できる」と書いている人がいたので、やってみようと思ったが、そんな機能はどこにもない。どうも、金を払ってupgradeした人だけが利用できるらしい。やっぱりか。
いよいよ、ドメインを自分で取って、サーバを借りなければならないことになった。金がかかるが致し方ない。
PCに表示される広告から適当なサーバ屋さんを選んで、ドメインを取得した。サーバ屋はいろんなドメインを推薦してくる。今ならこのドメインが安いですよ、ショップにはこのドメインが向いていますよ、中古ドメインは集客力ありますよ、と。
ふーん、と思って、安価な“〇〇〇.asia”を取得した。asiaだよ、大きく出たものだ。しかし、代理公開情報の設定ができない。(あとで知ったことだが、asiaドメインには代理公開情報の設定はできないらしい。)また、契約期間内削除もできない。つまり、who is検索すると、私の住所や電話番号が丸見えになりつづけるということだ(のちに、あまり意味がないことがわかったが)。サーバ屋さんに当該ドメインの削除を依頼し、他のドメイン「.tokyo」を取得し、ドキドキしながら警察に行き、受理してもらえた。
→ここでasiaの代金を損している。
その後、やっと許可証を受け取った。一段落だ。
ところが、その時にもらった「古物営業ガイドブック」にはこうあった。
『ホームページ等を開設してから届け出てください。』
→『申請時にはHPを作っておけ、しかし、許可が下りるまでは商売してはいけません。』という意味のようだ。
う~ん、開設してないぞ。
急いで作らなきゃ。
とりあえず、「作成中」と書いた表紙一枚をサーバにuploadして、次のステップに移ったのだった。
※ Yahooショッピングは、2019年6月30日(日)で「個人出店」ストアを閉店するそうです。個人事業主と法人は使用できるようです。やはり何か不都合があったんでしょうか。
(2019/6/21)
準備中
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